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掃除ロボットが本領発揮できるのは掃除機売り場

◆アイ・ロボット社の掃除ロボット「ルンバ」の売れ行きが好調なようだ。
 家電量販店でも販売を始めるところが相次いでいると聞く。

 先日のこと。ある商店街を歩いていると、衣料品店のフロアに、さり気なくルンバが置いてあるのを発見した。
 まるでペットが店頭に座っているかのような気分になったから不思議だ。

 恐らくフローリングされた店内の床を掃除するために利用されているのであろう。
 こんなところでもルンバは使われているんだ、と普及しつつある掃除ロボットに感心してしまった。
 このように掃除ロボットは、人のそばにいて家事などのお手伝いをしてくれるのだから、これこそハウスロボットだと思う。

◆ヨドバシカメラ梅田では、ルンバは掃除機売り場で実演・販売されている。ダイソンの高級掃除機などと一緒に並んで、掃除機の新しいアイテムとして提案されているわけだ。
 ただちょっと違うのが、実演を伴っていることだ。これによって掃除力だとか音の大きさなどがわかる。

 この売り場では、ルンバは決してロポットではないのだ。ロボットの姿には衣をかぶせて、あくまでも掃除機に徹しているようだ。

 売れ行きは若者などを中心に順調に伸びており、記録を更新中だとか。
 他の掃除機と違って、なぜかペットのように思えるからかもしれない。これを購入すると、多くの人が、家にドラえもんがやって来たような感覚になるという。
 商品はどこの売り場に置くかで、売れ行きはまったく異なってくる。
 ルンバは、そのいい例かもしれない。

◆ヨドバシでの好調な売れ行きにもかかわらず、日本橋電気街では残念ながらルンバを見ることはできない。

 上新電機・テクノランドにあるロボット専科というロボット専門店には、他社の掃除ロボットが置かれている。

 でもロボットたちの顔色は、心なしかさえない。
 そう、掃除機としてではなく、ロボットという”戸籍”が与えられているからだ。

 ここにやって来る人たちの多くはロボットに興味があるわけで、ロボットを買いにやって来たり、ロボットの情報を仕入れを目的にしている。
 掃除機としての機能は二の次になってしまうのだ。

 だから掃除力よりも、関心はロボットとしての動きにある。
 そうなるとロボット売り場にあることで、掃除ロボットは本来の商品特性がぼやけてしまう。
 ルンバをカスタマイズできる製品が米国で販売されているが、ロボット売り場には、その商品がぴったりなのかもしれない。


ハウスロボットの条件は

◆究極のハウスロボットは-と言えば、我々のお手伝いをしてくれることだろうか。
 全自動洗濯機や食器洗い乾燥機、掃除ロボットなどの家電品は、いずれも単機能型ハウスロボットと言っていい。
 いずれも一般にイメージされているロボットの姿形ではないが、正真正銘、それはロボットには違いない。

 ところでロボットの定義とはなんだろう。
 一般的には、センサーで周囲の情報を取り入れ、それを自ら判断し、動き、人の行う労働を人の手を借りずに代行してくれる機械と言われている。

 さらに「優秀なロボット」として、こんな条件を付加する人もいる。
 「処理能力が速いことと、記憶容量が大きく、ミスが少ない」
 まさに使い勝手のいいコンピュータの条件と似ている、と言っていい。

 そんな条件を兼ね備えたロボットは、我々人間に一体どんな利益をもたらしてくれるのだろうか。
 たとえば人に代わって買物をしてくれる-といったことも考えられる。
 身体が自由に動かない人にとっては、1人で買物へ出かけるのも大変なことだ。
 それを代行してくれるロボットがあると助かるはずだ。

 自宅のテレビの画面を見ながら、音声でロボットを操作してショッピングセンターで買物をして帰ってくる。ロボットは、目的の品の棚へ進んで、商品をカゴへ入れてレジでクレジット精算する。
 売り場では、もちろん家庭のテレビを通して、店員と会話できる。
 夢のような話だが、決して遠い夢物語ではないとも言われている。


ロボットこそニューカルチャー

◆サブカルチャー、ニューカルチャー、いやポップカルチャーだ。
 今、アニメ、コスプレなど電気街の新勢力を総称して、その呼び名が論議されている。
 その理由は、お役人のサブカルチャー嫌いにあるらしい。
 サブカルチャー=不健全、猥褻、犯罪の温床といった見方が強いからのようだ。
 そもそもサブなどといった添え物的な名称がいけない、としてサブに代わってニューとかポップにしようというものらしい。

 大阪・日本橋電気街で先頃開かれた第4回日本橋ストリートフェスタでは、前回よりも少なくなったというものの、依然としてコスプレは人気イベントになっていた。
 それを見た大阪市のお役人は「そもそもストリートフェスタの開催を認めたのは、電気街の振興が目的であって、コスプレを演じさせるためのものではない」と、話していたらしい。

◆神代の昔からお役人は新しいものには否定的だ。
 しかもそれが仕事かのように絶えず弾圧を加えてきた歴史もある。
 コスプレなんて、誰もが体験したであろう仮装行列となんら変わりがないことを思えば、決してサブでもニューでもポップでもないのだから、お役人の目くらまし的に名称を変える必要もないと思うのだが。

 それよりも電気街にふさわしいニューカルチャーと言えば、今はロボットにほかならない。
 かつてはパーツや家電、パソコンが、そのニューカルチャーを担ってきたが、ロボットがその座に着いてもおかしくない時期に来ている。





障害者を補助するロボット

◆防衛省が、ロボット技術を応用して筋力が低下した人のための補助具を開発する-といった記事が、4月5日の読売新聞に載った。今まで培ってきた防衛技術を、障害者の社会参加を手助けする技術の研究開発に応用しする、というものである。2009年度の概算要求に調査費を盛り込むという。

 これに取り組むのは防衛省の技術研究本部のようだ。
 そこでは、重装備を背負うなど劣悪な環境下で活動する自衛隊員の身体的負担を減らすための個人装備の開発を進めているそうだ。その技術が義手や義足の開発に活用できるというのである。
 また、将来は、航空工学の技術を発展させて、目の動きでパソコンのキーボードを操作するシステムの開発も検討するとも書かれている。

◆ロボット技術が人間を補助する研究は、すでにいくつもの大学で研究が進められている。
 最近の事例を見ると、昨年11月には、早稲田大学創造理工学部総合機械工学科の菅野重樹研究室が、人間共存ロボット「TWENDY-ONE」を開発している。

 これは、人と共存するために必要な機能を1つの身体に納め、物をつかむことができる4本指ハンドや全方向移動する上半身型ヒューマノイドロボットだ。

 形状は台車型で、車輪などを搭載し、全方向移動機構を持っている。高齢者の介護や製造業の現場支援など、人間の補助を目的に開発されたという。
 大きさは身長が146・7センチ。重さは111キログラムというから、かなり大きい。

 13自由度からなる片手4本の指を持ち、全自由度は47(腕7×2、手13×2、首3、胴体屈曲3、胴体旋回1)。
 頭部にはスピーカと2眼CCDカメラ、状態を表示するLEDを備えている。また全身に分布型圧力センサを搭載し、外力に適応した作業ができる。

 まだ研究用の域を出ていないが、これの特徴のひとつが、腕部にバネを利用した関節機構を備えている点である。人や物に接触した時、このバネが電子制御では難しかしい柔軟な動きで衝撃を吸収するというものだ。
 これによって、人との共存する中で最も重要な安全性を確保しながら、故障も防止することができるという。

 また東京理科大学の小林宏准教授は、ゴムチューブを使った人工筋肉で、圧縮空気を送って収縮させ、筋肉の動きを補助する「マッスルスーツ」を研究している。

 これも人間と共存し、動作を支援するロボットシステムだ。マッスルスーツを体に身につけて筋肉動作を補助してくれる。装置を着けることで歩くことができるようになれば、と夢を膨らませているという。






ロボットに笑われる

◆「ハウスロボットがやって来る」は、このブログのタイトルですが、ロボット業界では「--やって来る」がブームなのでしょうか。
 きのうブックファースト梅田店で買った本は「ロボットが教室にやって来る」(荒木貴之著、教育出版)です。立命館小学校のロボティクス科の授業を紹介しています。

 ロボティクス科とはサイエンスを重視した体験学習のことを言うらしいです。1年生から6年生と、一部中学生までを対象にしたカリキュラムが用意されています。授業は主にロボット(電子)工作教室で、理科、技術科、図画工作などの時間に行われますが、生活科や道徳いった一見ロボットとは関
係ない科目でも行われているようです。

 ロボット(電子)工作については、もう語るまでもないと思いますが、道徳の時間では5、6年生と中学生が対象です。
 そこでは「自分の役割りを自覚し、協力して主体的に責任を果たす」(5年生)とか「社会に奉仕する喜びを知り、公共のために役立つことをする」(6年生)、「公徳心、社会連帯の自覚を高め、よりよい社会の実現に努める」(中学生)といった授業が行われています。

◆これを読んで、先日、大阪・日本橋の日本橋小学校で行われたロボカップ大阪ノード大会で、でんでんタウンのYさんが言って言葉を思い出しました。

 それは「今回の大会に参加して危惧することがある」というのです。
 その中のひとつに「選手のモラルが低下して、ちゃんと挨拶しなくなったこと」が挙げられていました。

 ロボット以前の話ですが、立命館小学校ではロボットの授業の中で、そうした生活の基礎を教えているのです。
 挨拶は基礎中の基礎でしょうから、それが出来なければ、ロボットに笑われてしまいますよね。

◆詳しくは本を読んでみてください。


ロボットは百貨店で売れる

 コミュニケーションロボット「ifbot(イフボット」)」などの開発で知られているビジネスデザイン研究所(名古屋市)を、数年前に取材した時のことだった。
 木村憲次社長は「イフボットを開発した当初、名古屋の百貨店で販売してもらったことがあります」と、話していた。

 その売り場とは、電気売り場ではなく、なんとインテリア売り場だったという。ロボットとは、まったく
似つかわしくない売り場だ。

 何故なのか-。

 当時は、意外と家電量販店は、販売には敬遠しているといったという。アフターサービスの体制が十分なのか-といった疑問が、販売店をためらわしたようだ。しかしロボットと最も近い存在のはずだった専門店がためらい、百貨店がしかもインテリア売り場が販売するといったことには、少々の矛盾を感じたこともあった。

 それ以来、ロボットは百貨店で売れる-といった意識が頭のどこかに残っていたのだが、昨日の読売新聞夕刊「百貨店大研究」の記事に、百貨店でロボットが売れているといった文章を見つけ時には、その思いを一層に強る思いだった。

 そこには、こんな事例が紹介してあった。

 百貨店は大阪・心斎橋の大丸心斎橋店。2年ほど前、アザラシ型ロボット(産業技術総合研究所製)が、家電売り場で売上高の上位を競ったことがある、というのだ。

 このロボットは、いわゆる癒しロボットで、身体をなでてやると声を出して動くというものだ。愛らしい、と高齢者やひとり暮らしの女性たちが買ったそうだ。

 売り場は家具売り場の一角にあって、ひっそりとした場所。決して人目につく”一等地”ではない。
 しかし、ロボットの声や動きなどをじっくりと確かめられ、店員の丁寧な説明もあって、高額商品の消費を促す結果につながった-と書いてあった。
 ロボットはまだ高額な商品だ。しかも多くの人たちは、商品を見たこともなければ、触ったこともないというケースが多い。それだけに、ゆっくりと体験してもらうのが、販売する第一歩のようだ。

 セールス・オンデマンド(東京)が販売する掃除ロボット「ルンバ」も、百貨店で売られている。家電量販店でも販売されているが、百貨店では主に外商部門での販売が多いようだ。
 10万円、8万円もする商品だから、掃除機としては少々高い。だから上得意客に案内し、体験を交えながら販売に結び付けているようだ。

 売り場、外商のどちらも共通するのは、客にとってはゆっくりと商品を確かめられること。詳しい説明が聞け、ロボットが動く様子も見ることができ、納得して買える。
 電器店がロボットを販売する参考になるはずだ。



着実に近づいているロボット時代

◆ロボットはやはりブームなんですね。
 きのう大阪で、ロボットメーカー・ヴイストンが開発したヒューマノイドロボット「ブラックオックス」の商品化発表会が行われました。
 一般紙をはじめ専門サイトの記者などがたくさん詰め掛けていました。
 ボクも、その場に顔を出していました。

 実証実験などロボット関連の最近の取材ではお馴染みの光景で、顔を覚えてしまった方もたくさんいます。

 新しいものに敏感に鼻を向ける習性は記者ならではでしょうか。
 今はかつての花形のモバイルよりも関心が高いのかも知れませんね。

◆ところでブラックオックスというと、ヒーローロボットの鉄人28号に登場する悪役ロボットで、真っ黒なボディは鉄人よりも大きく、両者は何度となく戦っています。
 しかし鉄人はことごとくブラックオックスに苦戦を強いられているのです。

 そんな最強のロボットが、ヒューマノイドロボットになって近く発売される、というのが、きのうの発表会でした。

 ヴイストンは鉄人28号のロボットキットの第1弾を2005年に発売しています。
 その発表会は神戸市でありました。
 ボクも出席したのですが、その時は今ほど熱気に満ちた発表会ではなかったように記憶しています。

 それだけ今はロボットが注目されるようになってきた、ということなのでしょうね。
 産業用ロボット以外のサービスロボットやハウスロボットの市場が、早く拡大していくことを願ってやみません。



人のように歩くロボット

 私たちがロボットに抱くイメージのひとつに、人のように2本足で歩く姿がある。
 より人間に近づくのがロボット開発の命題のひとつでもあることは確かだ。

 タカラトミーが昨年7月に発売した世界最小の2足歩行人間(ヒューマノイド)型ロボット「アイソボット」(全長16・5センチ)は、文字通り2本の足を前後に動かして歩くことが出来る。
 音楽にあわせてダンスを踊ることも可能だ。

 これはあらかじめ組み込まれたプログラムと、リモコンや音声で操作するもので、駆動部分には独自開発された小型のサーボモーターが17カ所に組み込まれている。

 このような2足歩行ロボットはたくさん見られるようになっている。
 ただ多くの場合がぎこちない動きで、まだ人ではなく機械や玩具の域を脱し切れていない。

 しかし今、より人に近づく歩行が出来るロボットに向けた実験が、各地で見られるようになってきた。
 将来の精巧な人型ロボットの開発へのステップになることは間違いない。

 ロボットメーカー、テムザック(福岡県北九州市)などが、2月13日、人が行き来する屋外でヒューマノイド型2足歩行ロボット「キヨモリ」の公開歩行実験を、北九州市小倉北区のアジア太平洋インポートマート(AIMビル)で行った。

 今までは米国などで歩行を披露してきた実績はあるが、国内での屋外歩行の実験は初めてだった。今まで2足歩行ロボットの歩行実験は、屋内で行われてきた。
 予想もしない障害物があるなど屋外環境での歩行は、まだ困難とされてきたからだ。

 ところが今回は、早稲田大学が開発した歩行安定化制御技術を使って屋外環境での歩行実証実験が行われた。

 キヨモリはテムザックが2005年に開発したロボットだ。
 大きさは身長が160センチ、体重は約70キログラムという成人男子と同じだ。

 いつもは甲冑姿のロボットだが、この日は烏帽子と直垂姿で、4~5度の傾斜や点字ブロックがある場所を歩くなど、より人間の動作に近い歩行を披露して見せた。

 歩行実験は屋外というものの、障害物が少ないなと、比較的にまだ歩きやすい場所が選ばれていた。
 いずれは、どんな所でも、また何を着ていても歩けるようにしていく計画だといい、今後の開発成果が待たれる。

 人と同じように自在に歩くことができる2足歩行ロボットと言えば本田技研工業の「ASIMO(アシモ)」が有名だ。
 身長130センチ、体重54キログラムで、キヨモリよりもやや小さめだが、歩行速度は最大時速1・5キロメートルと速い。

 階段の上り下りや旋回、ダンスのほか、人を追従しての歩行、手を出すと握手をしたり、障害物の回避もできるというから、キヨモリを上回る運動能力を持つ。
 人がロボットと散歩する日も近いようだ。



大阪をロボットの街に

 東京への一極集中があらゆる面で目に付く今、関西の存在は一地方として位置づけられつつある。
 かつての栄光は夢のまた夢なのである。
 そのような状態の中で関西の存在感を国際的に高めつつあるのがロボット産業であろう。
 関西はまさにロボットの国際先進圏なのである。

 就任間もない平松邦夫大阪市長は、1月24日、大阪市中央区の大阪産業創造館で開催された「技術革新フェア」で、「今、大阪市は”大阪をロボットの街に”を合言葉にロボット産業の創生と、モノづくり産業の再生に力を注いでいる」と、日本を代表するロボット産業の街としての名乗りを上げた。

 平松市長はまた、大阪市のロボット産業育成支援への取組みについてもふれて、「大阪市は次世代ロボットの研究・開発の拠点として最適である。
 新たなビジネスを目指している企業が大きな成果を上げられることを期待している」と、市はロボット技術、産業の振興に力を注いでいることを強調していた。

 ロボットにおいては東京一極集中を許さないどころか、その名を世界に発信している自負を示していた。

 その技術革新フェアでは、新たなロボットビジネスの方向性や要素技術が提案されていた。ロボットシステムのほか検知センサシステムなどセンサ・関連システム、音声認識エンジン、バッテリなどが出展されていた。

 たとえば東洋理機工業(大阪市西淀川区、細見成人社長)は、自らが開発したたこ焼きロボットを実演して見せた。
 汎用のアーム形産業用ロボットを応用して、家庭用の調理器具を使って人と同じように竹串でたこ焼きを、約10数分で焼き上げた。
 アームの動作は、すべてプログラムで制御されていた。

 北陽電機(大阪市北区)が、自律移動ロボット用の測域センサ「UHG-08LX」、レーザ式測域センサ「URG」シリーズなどを出品していた。

 これは検出物までの距離を測定し、位置と移動方向などの判別に利用される。
 たとえばロボットの頭部に取り付けて、検出物の位置や大きさを正確につかみ移動の方向を定めてくれる。
 ロボットが障害物を避けながら単独で移動するのに欠かせない部品だ。

 システクアカザワ(大阪市福島区)は、今夏に開発が完了する予定のコミュニケーション支援型福祉ロボット「コミー」を出展していた。
 動物の頭部だけのロボットで、底部に取り付けた車輪で動くことが出来る。
 また、音声認識や音声合成によって人と会話をし、高齢者の介護施設などで、お年寄りと会話して元気付けることができるという。
 大きさは、高さが23×幅28×長さ28センチ、重さは約4キログラム。



音と光で不審者を威嚇 カメラ撮影もする「みまもりロボくん」

 子供たちの安心・安全を見守ろうと、ロボットによるいろんな試みが行われている。
 街中にあふれている自動販売機に、携帯電話と同じ機能を持たせた見守りロボットもそのひとつだろう。
 今まで飲料水を買うだけの存在だった自販機が、子供たちの友だちになろうとしているようだ。

 NPO法人地域情報支援ネット(大阪府東大阪市、幸田栄長理事長)が2006年に開発した防災・防犯対応の地域情報配信ロボット「みまもりロボくん」は、自動販売機を使って子供たちを危険から守ろうというものだ。

 2005年11月に試作機を公開していたが、自動販売機メーカーや飲料メーカー、ソフト開発メーカーなどとの共同開発で製品化した。

 「みまもりロボくん」は、自動販売機の前面に取り付けられた緊急ボタンを押すと、自販機上の警告灯が回り始め、音と光で不審者を威嚇するといった仕掛けだ。

 また、それだけではなく、ボタンを押すと同時にカメラが作動する。録画を始めて、非常時の映像を記録する仕組みになっている。

 いたずらもあるのでは。
 幸田理事長は「それもいいんじゃないかなぁ。近隣の大人たちとの会話ができるから」と、実に構えている。みまもりロボくんは、人間臭いロボットのような気がしてくる。

 ロボットの管理は、自販機が設置されている各地域の自治会が行う。
 警告灯が作動すると近隣の人たちが駆けつけることで子供たちを守る。
 自販機のディスプレイには、生活安全情報や自治会情報、災害情報、地域の身近な催しなどが配信される。
 情報の編集や配信作業はパソコンからできるという。

 自販機で販売する飲料水や保存食は、地震など災害時に無償で配布するための緊急飲料水の備蓄として活用する。
 同時に必要器具も格納させることもできるというから、子供たちの見守りだけでなく、地域全体を見守る役割りを果たすことになりそうだ。

 幸田理事長は「犯罪抑止が目的で、これが顔の見える街づくりに役立ってくれればいい」と話している。

 ロボットと言えば、今まで産業用ロボットや2足歩行ロボットなどをイメージしやすいが、自販機がロボットに変身してしまうこともあるのだ。



散らかった部屋の片付け

 家事の中で最も取り残されている自動化と言えば、誰もがすぐに掃除を思いつくだろう。
 たとえば掃除をする家電製品には掃除機がある。
 しかしこれは全自動洗濯乾燥機のように他の家電品と違って、まだ人の手に頼る部分が多すぎる。

 だから主婦ならずとも男性の単身者にとっても、家庭内の作業で掃除ほどロボットに任せてしまいたいものはないはずだ。

 もっとも掃除ロボットは前回も紹介した「ルンバ(Roomba)」のように、すでにいくつかのものが開発されている。
 しかし実際に掃除をしてもらうとなると、もっと機能面で”成長”してもらわないといけないとも思う。

 たとえば掃除機が室内を自動的に動き回るというだけのロボットではなく、部屋の隅々まできれいに掃除するのは言うに及ばず、横着者と言われるかもしれないが、欲を言えば、散らかした部屋を片づけてくれる機能もほしいところだ。

 独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研、茨城県つくば市)が、室内に散らかった本を片付けてくれるロボットを開発している。

 これはICタグや顔認証、コンピューターなど情報・通信機器などとロボット技術をミドルウェア技術で結合させたシステムを応用したもの。

 具体的には、床下に埋め込んだパッシブICタグによって、ロボットの移動制御を可能にしたといい、このロボットはパッシブICタグをつけた本を片付けることもできるというのだ。
 家庭だけではなく、図書館などでの実用化も可能だとされている。

 産総研はまた、高度な視覚機能や自分の位置を知る機能を持ち、人の命令に対応できる人間型ロボット「HRP―2プロメテ」も開発しているという。

 たとえば「冷蔵庫からジュースを取ってきて」といった命令を出すと、ロボットが歩き出して冷蔵庫の位置を確認。扉を開けて缶の形を認識してジュースを取り出し、命令をした人まで運ぶことができるのだ。

 このロボットには、高精度カメラ4個が搭載されている。
 これで対象物を立体的にとらえ、赤外線レーザーのセンサーで部屋の地図を作って自分の位置を知ることもできる。
 視覚システムに誤りが出たときには動作を修正できるそうです。
 また、雑音だけを取り除いて人の命令を聞くことができるという。

 このようにすでにロボットは家庭内で人に代わって作業をすることが可能になってきている。 家庭でセキュリティ機器や情報家電などのロボット的な要素機器をネットワーク化することで、新しいロボットによるとサービススタイルを作り出すことができそうだ。


ハウスロボットの幕開け

 ロボットが各方面で持てはやされている。
 ロボットは将来のビッグ産業として期待されているし、またロボットに関心を持つ子どもたちに科学に興味を持たせるきっかけ作りになるなど、ロボットによる効能は大きなものがある。

 エレクトロニクス業界にとっても、ロボットは将来の大型商品として期待が大きい。
 このブログでは、期待だけで終わらせることなく、ロボットを産業として育てていくといった観点から、私たちの生活に最も身近な存在となるロボットを”ハウスロボット”と名付け、今、進められているロボット開発や人とのかかわりなどの動きを見ていきたいと思う。

 第1回目は「ハウスロボットの幕開け」をお届けする。

 将来、家庭生活にロボットが入ってくることを想定すると、まず考えられるのが、本格的な家事や要介護者の介護作業を手伝わせたり、留守番や防犯などホームセキュリティを任せたいといったことだろう。

 すでに一部は試みられており、そんな近未来小説的な暮らしもそんなに遠い話ではなさそうだ。
 
 たとえば掃除。今の家電製品の中で最もロボット化が遅れている分野だ。
 自動的に室内を動き回り、ごみを取り除いてくれるといった掃除ロボットは、すでに日本でも販売されている。

 大手掃除ロボットメーカーのアイ・ロボット社(米国マサチューセッツ州) の家庭用自走ロボット掃除ロボット「ルンバ(Roomba)」がそれだ。

 センサーがゴミやホコリを探知し吸い取ってくれる。
 センサーは階段や障害物を回避し、自らが部屋の形状を認識し稼働時間を自動調節する。1回の充電(約3時間)で、連続約90分から120分間使用できるという。

 散らかった部屋を片付けるところまでは進化していないが、ごみやホコリを自動的に取り除いてくれるあたりは、従来の掃除機からはかなり進化した賢さだ。
 これを見ていると本格的な掃除ロボットの出現は、意外と近いかもしれないと感じる。
 人に代わって買い物をしてくれるロボットの出現も近いかもしれない。

 ロボットがショッピングセンターの中を案内したり、荷物を運んだりするという実験も進められている。
 ロボットのタッチパネルで店舗を選ぶと、ロボットが人の歩く速さで店まで連れて行ってくれる。
 将来はお遣いに行ってくれるロボットが出現するかもしれない。


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